身体の健常を邪魔するものに七つの自惚れがあるとのお話でした。
自惚れとは裏付けのない思い込みであり、精神だけでなく身体の不調の原因ともなります。
思い込みを無くすためには、乱れている順序・順番・配列を正しく再構築させる事です。
最下層として陰になってしまう個所を、文字通り上に引っ張り上げるだけで様々な不具合が消滅しました。
あらゆる痛みや可動域制限に、対象となる最下層部位の見極め方、上に上げる方法など詳細に収録されています。
参加者から① 千葉県 栴檀芳之妙乗
体の健常を邪魔するものに七つの自惚れがあるとのことでした。
日胤公からの口伝でも自分の心身に検証修正尽くすべしとのお言葉・・七慢は心理を突いたとても深い分析でした。
自惚れは裏付けのない思い込みであり、体の不調も、光の当たっている見えているところだけをフォーカスしており、その光を成すための裏(陰)の部分をまったく見ていません。
つまり体の症状も七慢からくるものでした。
そしてその時には順序・配列が間違っている状態でもありました。
七慢は順序・配列を正しく整理することで消滅いたします。
そしてそれは見えない裏(陰)への認識をすることであることもわかりました。
また常に痛い目に合うのは、最下層で、これも裏で頑張ってくれているのは全てのしわ寄せを担ってしまう最下層だからそうなってしまう訳です。
気付かなかった裏(陰)を認識しそこから順序だてて動かすと、それまで可動制限があった動きがスムーズになったり、最下層だったものを上位にして立場の上下の逆転をはかることでその不具合が消滅していきました。
「じっとしているだけでも痛い」というのも、現場であるあるの症状ですが、何もしていないと思っていることが七慢で、ちゃんとその状況にも頑張っている最下層がいるのだということを今後も認識していかないといけないことがよく分かりました。
今回も別な角度からの「お陰様」の存在を深く学ぶことが出来ました。
そしてその目に見える症状の原因とは、それはすべて裏にあり陰にあるものなので、見えた時点でそれは本当の原因ではないということになります。
表に見えない裏(陰)にあるものこそが原因なのだということが、改めて理解することが出来ました。
今月も教伝会でここまでの内容が公開され、この1か月どのように発展・深化していくのか楽しみです!(^^)!
参加者から② 埼玉県 新井悠亮
「七連一転之整体法」の参加報告をさせて頂きます。
今宵の教えは
「七慢連動消滅一転之整體法術」人間であれば誰しも陥る7つの自惚れを一転消滅する整体法。自惚れとは、裏付けのない勝手な思い込みであり、心身の健康を損なう始まり。
心身の痛みや苦しみすべては「自惚れ」による「順序・順番」の勘違いが原因となるとのことでした。
例えば、右肩を挙上する際にも、右肩から動き始めていると思いがちなところ、実は、反対側の脇が動き始めないと右肩をスムーズに挙上することが出来なくなりました。
これは肩だけでなく、全ての動作は必ず目に見えない裏方の支えがあって生じるという法に則った整体法でした。
痛みは、その様な裏方の存在を忘れ去り二の次にして、身体がバラバラとなるところから生ずると。
このお陰様の教えは、人としてはもちろん、鍼灸師としての陰陽の考え方にも革命が起こった様な学びでした。
鍼灸では、特に急性期に巨刺という患部に対して対側を用いる刺鍼や子午という患部の陰陽反転するところに刺鍼をするという独自の理論があり、
臨床上は、非常に効くのにイマイチ理屈は及ばない世界と諦めておりました。
今回の法術の相伝により、今後はもっと解像度が高く、実践していけると感じました。
個人的には、自惚れというのは、人間であるからには仕方ないもの、あるいは抜け出せない底無し沼の様なものだと思っておりました。
しかし、忘れ去られた背景機序の再構築によりバラバラになった身体を全て連動させる事で一転、
質の転換、体内システムの正常化をもたらすことが可能とむしろこの欠陥を新たな健康体を導く契機にできるという治療家冥利に尽きる空前絶後の教えでした。
大変な相伝をありがとうございます。
律浄房日胤口伝
私たちの健常を邪魔するもの
それは7つの自惚れにあり
自分の心身は自惚れていないか?
常に検証修正を尽くすべし
身体の働き心の在り方
北辰妙見法術の祓いを以って
上下左右前後順を整え
他を助ける田を耕すべし…
こちらは胸に刻み込み、治療道の指針としていきます。
今回で2回目の妙見法術の相伝を受けましたが、整体法の術理が身体だけでなく、現実全てに通づる教えであり哲学ともなっていて、今この教えを学べていることの意味をしかと噛み締めて少しづつ前に進んでいきたいと思います。