活法整体セミナーで活法・妙見活法の技術向上

臨床報告

「神経伝達異常に対しての症例2例」

10代 男子 日頃転倒しやすい

運動はサッカーをやっており、サッカー中などよく転び易いという親御さんからのご相談でした。

また走るときに右手のほうが脇を開いて手を振っている走りをするようです。

走るスタート時に足首が必ず不安定な動きから1歩目が始まるそうです。

片足ずつ挙げての静止も体感が安定せず、体を前後左右から押すと、右から押したときが格段に体勢が崩れやすいことがわかりました。

仰向けで足首に軽く負荷をかけてあげて貰うも、右側が弱く、上体を代償的にかなり動かします。

脚の神経伝達の弱さが走るときも手を大きく振って早く走ろうと代償作用をしていると思われます。

右脚に対して、水曜武伝会の「長く  広く  深くの手」で触れました。

ただ触れただけです。

それでもう一度右脚をあげて貰うと、体幹がぶれずに右脚だけの挙上ができました。

お父様もこの一部始終を見ており驚いておりました。

そして両足首が硬いため和式トイレ座りが出来なかったのですが、

こちらもお父様に足首の背屈限界まで挙げていただき→少し戻す  でキープしてもらい、

真武光陰之活  教伝会の触れかたで触れつつ、お父様に背屈を強めていただいたところ、

みるみる可動域が広がってその感触に驚いておりました。

これを左右行い和式トイレ座りをしてもらったところ、転ばずに座れる様になりました。

最後に立った状態で前後左右から押してみたところ、押され負けせず、むしろ押し返す反発力が生まれました。

「これで大丈夫ですよ!」とお伝えして施術を終了いたしました。

40代 女性 握力の低下

10年前に交通事故で右前腕をタイヤで轢かれて、そこから右手4,5指がしっかり握れななりました。

自分でしっかり持ってるつもりでも何度も皿を落として割ってしまったり、包丁も何度も滑って左手を切ってしまうことがあったそうです。

病院に相談したところ

「改善方法は肘の内側から手術するしか方法がないけど、神経を傷つけるリスクがありあまりやりたくない」

といわれ手術もせず現在に至る経緯です。

私の指を4,5指で握っていただくと明らかに右手の握りが弱いことが本人も理解されています。

これで教伝会で相伝された3次元の手で触れると数秒であっさりと力が入る様になりました。

タオルを4,5指で握ってもらい、私が引っ張っても左手と同等の力で離さずキープすることができました。

「え!こんなに直ぐに変わってしまうものなのですか??」

「手術しか方法がなかったと言ったあの病院に見せてあげたい」

と言われておりましたが、

今後包丁がしっかり握れるということでとても喜んでおられました。

陰を操作することで光速の神経伝達に早変わりしてしまう真武光陰之活でした。

千葉県津田沼 月辰会活法整体院 栴檀芳之妙乗