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円転帰結之法術 開催報告

~一触即整の波動整躰法~

令和8年10月4日(日)、正伝妙見活法協会主宰の第125回教伝会が開催されました。

今回相伝されたのは、宮中護持法 律浄房日胤伝 北辰妙見法術「火之巻」第5講となる 「円転帰結之法術」 です。

今回も多くの会員が参加し、さらに新規参加者2名を迎えての開催となりました。

今回の教伝会では、身体の表と裏、陰と陽、虚と実の関係性を通して、身体を整えるための新たな理合が公開されました。

「治す」よりも「戻す」という発想

今回の大きなテーマとなったのは、「表と裏」 です。
表と裏が合わさることで循環が生まれ、回転することで表裏・陰陽・虚実が同期していく。
この自然界の理合を身体に応用するのが、円転帰結之法術です。

「円転」とは、何かに囚われることなく、柔軟に変化できる状態。
そして「帰結」とは、その円転による調和が、本来あるべき円満な状態へと行き着くことを意味します。

不調を単に部分の問題として捉えるのではなく、身体全体の関係性や均衡に目を向けること。

部分を整えることで全体へと働きかけ、身体が本来持つ調和へと導いていく。
その考え方が、今回の教伝会を通して示されました。

手の平と手の甲に秘められた「虚実」の理

教伝会では、まず実技を通して、円転帰結之法術の働きを体験しました。
肘や膝、腰などの不調に対して、千葉司家がわずかに触れることで、身体の動きや状態に変化が現れていきます。
参加者自身も、手の甲で首の不調部分にそっと触れる作法などを体験し、その変化に驚きの声が上がりました。

ここで重要となるのが、手の平と手の甲の違いです。

手の平を「実」、手の甲を「虚」と捉え、触れ方の違いから身体への働きかけを考えていきます。

一般的な手技では、手の平で触れる、押すといった方法が中心となります。
しかし、今回の相伝では、手の甲を用いることの意味や、虚実を合わせることで生まれる変化について、
実技を交えながら解説されました。

なぜ手の甲で触れるのか。
なぜ同じような作法でも、捉え方によって結果が変わるのか。

実際の体験を通して、単に手技を覚えるだけではなく、その背景にある理合を理解することの大切さが示されました。

「円転螺旋運動」と循環の仕組み

続いて解説されたのは、表と裏を合わせ、回転させることで生まれる「円転螺旋運動」です。
表と裏、陰と陽、虚と実。それぞれを切り離して考えるのではなく、
互いに関係し合うものとして捉えることで、循環が生まれるという理合です。

また、手の動きだけでなく、身体の中心をどのように捉えるのか、
どこを軸として働きかけるのかといった視点も重要なポイントとなりました。

顎を手の甲に乗せる作法や、首根っこを軸とした調整など、
一見すると不思議に感じられる作法にも、それぞれの意味があります。
その形だけを真似るのではなく、なぜその作法を行うのかという理合を理解することで、
実技と理論が結びついていきます。

さらに、円転螺旋リングの実演などを通して、
円転によって全体がつながり、調和していく世界が示されました。

五大・五行と「十曜紋」に秘められた理

今回の教伝会では、五大(地・水・火・風・空)と、
虚実・陰陽の合わせによる「十曜」についても解説されました。
身体の不調を単なる局所の問題として見るのではなく、身体全体における配列や均衡、
そして情報の伝わり方という視点から捉えていきます。

講義では、細胞の整列を例に、全体が整っていることで、
一つの変化がドミノ倒しのように全体へ波及していくという考え方も示されました。

大切なのは、力任せに何かを変えようとすることではなく、
整った状態をつくり、全体へと均等に働きが広がるための条件を捉えることです。

一つひとつの作法と、その背景にある自然界の理合。
実技と講義を行き来することで、円転帰結之法術の理解が深まる時間となりました。

新規参加者も実技を通して学ぶ

今回は、新規参加者2名にもご参加いただきました。

初めて学ぶ方にとっては、聞き慣れない言葉や独特の理合もあったことと思います。
しかし、実際の作法を体験し、その後に理論を学ぶことで、
身体の変化と理合を結びつけながら理解を深めていくことができます。

参加者からも、実技で体験した変化がその後の講義によって整理され、
理論と結びついたという声が寄せられました。

また、今回相伝された作法を、翌日から臨床で活用していきたいという感想もありました。

妙見活法では、作法を知ることだけでなく、その理合を理解し、自ら工夫しながら実践を重ねていくことが大切です。

今回の教伝会も、初めて参加された方から日頃研鑽を積んでいる会員まで、それぞれが新たな気づきを得る機会となりました。

円転帰結は、部分を整え、全体を調和させる

今回の教伝会を通して相伝された「円転帰結之法術」。
その要点は、阻害を消滅させ、円転を取得し、循環を起動させ、虚実を同期させることで、
円満なる帰結を構築することにあります。

表と裏が合わさることで循環が生まれる。部分を整えることで全体へと働きかける。
普段何気なく使っている手にも、身体の捉え方にも、まだまだ見直すべき理合が秘められています。

今回の相伝を日々の臨床に活かしながら、会員の皆様がどのように工夫し、発展させていくのか。今後の研鑽と実践が楽しみです。

千葉吉胤妙星司家、この度も貴重な相伝を誠にありがとうございました。

また、ご参加いただいた皆様、会場の準備や運営にご協力いただいた皆様にも、心より御礼申し上げます。