~自然への回帰は骨格から~

私たちの身体は、日常生活でのさまざまな負荷や刺激によって、少しずつ本来の「形」から変化していきます。
骨格や関節の「変形・乱形」。
そこから身体の動きに狂いが生じ、機能の低下や不調へとつながっていく。
では、その状態を元の自然な状態へ戻すためには、何を整えればよいのでしょうか。
今回の「仏門起結整復法」では、身体の「形」を整えることから、自然体への回帰・復帰を導いていく整復の理が公開されます。
「起結」とは何か?
今回の法術を理解するうえで重要になるのが、名称にも含まれている**「起結」**です。
仏教における「起結」とは、教えの「始め」と「終わり」、つまり「起こり」と「結び」を意味します。
しかし「仏門起結整復法」では、この「起」と「結」を単純な始まりと終わりとして捉えるのではありません。
「起こり」と「結び」は循環し、隣り合わせになっている。
この関係性に着目します。
身体に起こっている現象には必ず「起こり」があり、その結果として「結び」があります。
そして、その「結び」がまた次の「起こり」につながっていく。
この循環を正しく整えることが、今回の「起結」の重要なポイントになります。
「整復」とは、元の正しい形へ戻すこと
もう一つの重要な言葉が**「整復」**です。
一般的な整復では、骨折や脱臼などによってズレたり外れたりした骨や関節を、手技によって元の位置へ戻すことを意味します。
「仏門起結整復法」では、この「整復」をさらに広く捉えます。
骨格や関節の「変形・乱形」を整え、正しい「自然体」へ回帰・復帰させる。
そして、「形の整え」によって「動きの整え」を実現する。
これが今回公開される整復の基本的な考え方です。
つまり、単に骨格の位置を変えるということではありません。
身体本来の「あるべき形」を整えることで、そこに内包されている機能や動きまで整えていく。
そのための理が「仏門起結整復法」には組み込まれています。
「形の整い」が「結末の整い」を生む
今回の教伝会では、身体の「形」と、その後に現れる結果との関係についても詳しく解説されます。
「形の整い」は、
「結末の整い」を生み出します。
そして、「結末の整い」は「起因の整い」を生み出す。
この「起因」と「結末」の循環を正しく整えることで、身体は自然体へと回帰していく。
それが「仏門起結整復法」の基軸となります。
だからこそ今回の整復は、単に一部分を整えるための技術ではなく、身体全体の「起こり」と「結び」を整えていく法術として展開されます。
「復活力」と「弾性」に着目する
今回、もう一つ重要なキーワードとなるのが**「復活力」**です。
身体には、外から力や刺激が加わったとしても、そこから本来の状態へ戻ろうとする働きがあります。
この「戻る力」「跳ね返す力」を、今回の教伝会では**「復活力」**として捉えます。
そして、その復活力を支えるものとして登場するのが**「弾性」**です。
バネやゴムが外力によって変形しても元の状態へ戻ろうとするように、身体にも本来の状態へ戻ろうとする働きがある。
律浄房日胤は、ここに着目したとされます。
「ならば生命力の弾性力を築けば良い!」
「ならば正しく戻る起結を促進させれば良い!」
今回の「仏門起結整復法」では、この「復活力」「弾性」「起結」の関係を、身体の整復へとつなげていきます。
レジリエンスと身体の「復活力」
今回の教伝会では、近年「回復力」「復元力」などの意味で使われる**「レジリエンス」**についても触れています。
レジリエンスとは、外力によって生じた歪みを跳ね返す力、あるいは困難な状態から立ち直る力を意味します。
この考え方を、心の世界だけではなく身体の構造にも重ねて考えていきます。
例えば、
人間関係 → 骨格や関節
病気 → 内科的要因
家庭環境 → 体内環境
災害 → 負傷
というように、社会やメンタルの構造と人体の構造を重ね合わせて捉えます。
さらに、
個人の性格 → 各関節の特性
家族や周囲の支援 → 筋肉や腱の支援
という対応関係から、
社会構造も、メンタル構造も、人体構造も全く同じ。
という視点へ展開していきます。
ここで重要になるのが、
「繋がり」
です。
身体を部分だけで見るのではなく、全体のつながりとして捉える。
これも今回の「仏門起結整復法」を理解する重要なポイントになります。
「一触即整復」の世界
「仏門起結整復法」は、これまでの妙見活法と同じく、複雑なことを複雑に行う技術ではありません。
「道・理・法・術」の同期によって、必要なところを正しく整え、自然な状態へ戻していく。
そのため、
「一触即整復」
という考え方につながっていきます。
骨格や関節の変形・乱形を整え、「形」を整える。
そして、「動き」を整える。
さらに、「起こり」と「結び」を整える。
その先にあるのが、「自然への回帰」です。
今回の教伝会で公開される「整復の理」
今回の教伝会では、単に整復の手技だけを学ぶのではありません。
なぜ「形」を整えるのか。
なぜ「起結」が重要なのか。
なぜ「復活力」や「弾性」に着目するのか。
そして、なぜ一瞬の整復から身体全体の変化につながっていくのか。
その背景にある**「道理・理合・法理」まで含めて、仏門起結整復法の体系を公開**していきます。
今回の内容を通して、
「身体を部分で見るのではなく、起こりから結びまでの循環として見る」
という新たな視点を手にすることができます。
「骨格を整える」という一般的な整復の概念を、さらに「自然体への回帰」という大きな世界へ展開していく。
それが今回の「仏門起結整復法」です。
「自然への回帰は骨格から」
身体の不調を整えるために、複雑なことをする必要はない。
まず「形」を見る。
その「形」を正しく整える。
そして、そこから本来備わっている「復活力」を働かせる。
「起こり」と「結び」を正しくつなげる。
その結果として、
自然体への回帰・復帰が生まれる。
今回の第126回教伝会では、宮中護持法「律浄房日胤伝 北辰妙見法術」火之巻の新たな秘法として、この「仏門起結整復法」が特別公開されます。
「形の整い」から「動きの整い」へ。
「起こり」から「結び」へ。
そして「復活力」から「自然体」へ。
これまでの整復に対する概念をさらに広げる、妙見活法ならではの「一触即整復」の世界を、ぜひ体感してください。