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治療コラム

辛い腰痛の原因とは?早く治すための方法や注意したい生活習慣とは

辛い腰痛の原因とは?早く治すための方法や注意したい生活習慣とは

日本の腰痛人口は2800万人とも言われており、国民病と言っても良いほど多くの方が辛い腰の痛みに悩まされています。

一口に腰痛といっても原因や症状は人によりさまざまなため、早く治すためには自分に合った適切な対処が欠かせません。

本記事では辛い腰痛の原因や早く治すための方法、および注意したい生活習慣について解説します。

腰痛を引き起こす4つの主な原因

腰痛を引き起こす主な原因として、以下の4点が挙げられます。

  • 骨や椎間板の異常
  • 筋肉や筋膜の緊張
  • 内科系の疾患
  • ストレス

はじめに腰痛を引き起こす4つの主な原因について解説します。

骨や椎間板の異常

骨や椎間板の異常

腰痛を訴えて医療機関を受診すると、レントゲンやMRI検査などで原因を調べるのが一般的です。

骨に異常が見られる腰痛としては、腰椎椎間板圧迫骨折や腰部脊柱管狭窄症などが挙げられます。

腰椎圧迫骨折は上下からの圧により生じる背骨の骨折で、閉経後の女性に多く見られる点が特徴です。

腰部脊柱管狭窄症は背骨のなかにある神経の通り道が狭くなる疾患で、腰痛や足のしびれが主な症状です。

椎間板に異常が見られる代表的な疾患が、腰椎椎間板ヘルニアです。

上下や左右から椎間板に対して偏った圧がかかると、中から髄核が飛び出して神経圧迫を起こし、腰痛や足のしびれを引き起こします。

ヘルニアの多くは軽症例の神経根型ですが、重症例の馬尾型を発症すると歩行障害や排便・排尿障害を引き起こすケースもあるため注意が必要です。

筋肉や筋膜の緊張

筋肉や筋膜の緊張

腰痛には検査で原因が明らかになる特異的腰痛と、原因不明とされる非特異的腰痛の2種類があります。

非特異的腰痛を引き起こす原因の1つが筋肉や筋膜の緊張です。

筋肉が緊張して硬くなると局所への血行不良(筋疎血)が起こり、発痛物質が生成されやすくなります。

発痛物質が生成されると筋肉痛のようなチクチクとした痛みを生じますが、血行不良状態が継続すると発痛物質が体外へと排出されやすくなり、やがて腰痛の慢性化を招きます。

レントゲンやMRIは骨や神経の異常を調べるための検査のため、筋肉や筋膜の緊張による腰痛の方は「原因不明」とされる傾向にあるわけです。

筋膜は全身をボディスーツのように覆っていることから第二の骨格とも呼ばれますが、近年になり腰痛の原因としても注目されるようになっています。

例えば何らかの原因によって臀部の筋膜が硬くなると、筋膜を介して腰の筋緊張が生じるため腰痛を引き起こしやすくなります。

整骨院や整体院などで筋膜リリースが盛んに行われるようになっているのも、腰痛の原因が腰以外の筋膜にあるケースが多いためです。

内科系の疾患

内科系の疾患

腰痛の原因としては内科系の疾患も挙げられます。

例えば腹部大動脈瘤や急性膵炎などが原因で、腰背部に激しい痛みを生じるケースがあります。

女性の場合は子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科系疾患が原因で腰痛を発症する方も少なくありません。

内科系の疾患に伴う腰痛は最悪の場合には命に関わる可能性もあるため、自分の判断で放置せずに医療機関を受診することがおすすめです。

ストレス

ストレス

近年になり、ストレスも腰痛の一因となることが分かってきました。

ストレスによって腰痛が起こる原因の1つが血行不良です。

自律神経のうち交感神経がストレスによって優位に傾くと、血管が収縮して血行を阻害します。

血行が阻害された箇所で、発痛物質が産生されやすくなる点については先述の通りです。

また、通常であれば痛みのシグナルが脳へと送られると脳内神経伝達物質の一種であるドーパミンが分泌され、μオピオイドが放出されます。

μオピオイドは鎮痛剤にも用いられる成分の一種で、痛みを緩和したり感じにくくさせたりする点が特徴です。

しかし、ストレスによって脳内神経伝達物質のバランスが崩れると、ドーパミンが分泌されにくくなるため腰痛を引き起こしやすくなります。

ストレスにともなう腰痛を医学的には心因性腰痛と呼んでいます。

一般的な腰痛の治し方

整形外科などの医療機関では、主に以下の方法で腰痛の改善を図っています。

  • 薬物療養
  • 装具療法
  • 物理療法
  • 手術療法
  • 妙見活法での治療

ここでは、一般的な腰痛の治し方について解説します。

薬物療養

薬物療養

医療機関では腰痛に対して非ステロイド系の消炎鎮痛薬を用いて改善を図ることが一般的です。

血行を促進するためにビタミン剤が用いられるケースもあります。

装具療法

装具療法

ぎっくり腰などの急性腰痛症に対しては、コルセットなどを用いた装具療法が行われます。

腰まわりや骨盤をコルセットなどで固定することで、痛みが出る動作を制限する効果が得られます。

物理療法

物理療法

整形外科では腰痛に対して低周波やマイクロ波などを利用した電気治療が行われています。

また、理学療法士によってリハビリテーションが行われることも少なくありません。

手術療法

手術療法

上記の方法で改善が見られない場合や、日常生活に支障を来すような場合、手術療法が検討されることもあります。

特に重症例のヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などが原因で、歩行障害や排便・排尿障害が出ている場合、医療機関では手術療法を勧めることが一般的です。

活法・妙見活法での治療

活法・妙見活法での治療

妙見活法は日本古武道の桓武月辰流柔術に伝承される手技療法です。

生活習慣から発生する原因の特定しにくい腰痛にも素早く対応できる技術を継承しています。

慢性的な腰痛を抱えている人は、日常の様々な動きの中で動作順番が狂い、無意識に腰の動きを不自然に制限している状況と捉えます。

そのため腰本来の可動域を発揮できず、身体の他の場所との連携が取れないため痛みとして症状に現れます。

妙見活法では痛みのある場所を使わないのではなく、逆に動きの中心に調整して身体全体の周波数を整える施術をします。

新たな動きの癖を身体に上書きすることにより、痛みのない快適な状態で動けるようになります。

妙見活法による治療事例~40代男性 バス運転手 神奈川県相模原市 ひかり整骨院 小林努~

妙見活法による治療事例~40代男性 バス運転手 神奈川県相模原市 ひかり整骨院 小林努~
主訴
  • バスの運転手として勤務
  • 仕事中に腰が痛みだした
  • 立ち座り動作や前屈動作が出来なくなる
  • ちょっとした拍子で腰に激痛が走り、運転業務が困難になる
施術
  • 三光一之活」「三光光陰之活」を併用し、腰と身体全体の周波数を整える
  • 武道的な「羽衣之活」にて身体に直接触れず不動にする
  • 不動状態から内部に力が入るように誘導する
結果

立ち座り・前屈動作も痛み無く普通にできるようになり終了。

「明日から仕事に戻れます!」と笑顔で帰られる。

ひかり整骨院

腰痛の方が注意したい生活習慣

腰痛の多くは病気ではなく、日常の生活習慣が原因となって起こるため、腰痛にお悩みの方は以下の生活習慣を見直すことがおすすめです。

  • 睡眠不足
  • 運動不足
  • 不良姿勢

ここでは、腰痛の方が注意したい生活習慣について解説します。

睡眠不足

睡眠不足

人間の体内では睡眠中の成長ホルモンが分泌され、損傷部位の修復が行われるため、睡眠不足は身体の回復を妨げる結果となります。

適切な睡眠時間については諸説ありますが、成人の方は6時間から7時間の睡眠時間を確保することが推奨されています。

運動不足

運動不足

運動不足に伴い筋力が低下すると、腰を支える機能が低下するだけでなく、血行不良を引き起こしやすくなります。

仮にぎっくり腰を発症した場合であっても、過度の安静は回復を妨げることが分かっています。

腰痛がある方も無理のない範囲で身体を動かすよう心がけましょう。

不良姿勢

不良姿勢

デスクワークなどが原因で姿勢が悪くなると、腰への負担が増加することで腰痛を引き起こしやすくなります。

猫背はもちろん、必要以上に胸を張った反り腰の姿勢も腰痛のリスクを増加させるため注意が必要です。

腰痛を早く治すための方法

腰痛の多くは日常の生活習慣が原因となって起こるため、普段から以下の点を意識することが重要です。

  • 姿勢を改善する
  • ストレッチに取り組む
  • お風呂で身体を温める
  • ストレスを発散する
  • 定期的に施術を受ける

ここでは、腰痛を早く治すための方法について解説します。

姿勢を改善する

姿勢を改善する

デスクワークに伴う腰痛は不良姿勢が原因となるケースも多いため、猫背の方は上半身をまっすぐ伸ばして座る意識を持ちましょう。

反り腰の方は椅子に深く腰かけ、必要以上に背中が反らないように工夫しましょう。

ストレッチに取り組む

ストレッチに取り組む

筋緊張が原因となって起こる腰痛に対してはストレッチが効果的です。

特に骨盤のゆがみの原因となる腸腰筋や殿筋群、ハムストリングス(太ももの裏側の筋肉群)をしっかりとストレッチすることがおすすめです。

お風呂で身体を温める

お風呂で身体を温める

慢性的な腰痛を治すためには、お風呂で身体を温めることがおすすめです。

お風呂で身体を温めると筋緊張が緩和し、血液の循環を促すことが可能です。

また、身体が温まるとリラクゼーション作用により自律神経のバランスが整い、睡眠の質を高める効果も期待できます。

ストレスを発散する

ストレスを発散する

日常的にストレスを受けやすい方は、適度にストレスを発散するよう意識しましょう。

ストレスの発散法は人により様々なため、自分に合った方法をいくつか見つけておくことがおすすめです。

定期的に施術を受ける

定期的に施術を受ける

セルフケアでの腰痛予防・改善が難しい方は、鍼灸院や整骨院・整体院などで定期的に施術を受けることがおすすめです。

鍼灸院では筋肉や内臓に関するプロフェッショナルである鍼灸師が施術にあたっているため、生活習慣に関するアドバイスなども受けられる点がメリットとなっています。

ぎっくり腰などの急性腰痛の場合には整骨院で施術を受けることがおすすめです。

整骨院では激しい痛みが生じている場合に対してテーピングなどで固定して痛みを軽減したり生活習慣に関するアドバイスを受けられるメリットがあります。

整体院でも筋肉や内臓に関して詳しく学ばれているところがあります。

鍼灸院や整骨院と同様に施術及び生活習慣に関するアドバイス等を期待することが出来ます。

まとめ

腰痛を早く治すためには、原因を突き止めることが最優先課題です。

まずは医療機関を受診してレントゲンやMRIなどで検査を行い、病気の疑いがないか確認する必要があります。

検査で原因不明とされる場合、筋肉や筋膜など軟部組織の緊張が原因の可能性も疑われるため、慢性的な腰痛の場合は鍼灸院もしくは整体院、急性的な腰痛の場合は整骨院もしくは整体院で診てもらうと良いでしょう。

腰痛の多くは日常の生活習慣が原因となって起こるため、今回ご紹介した方法を参考に自分で対策することも重要です。

また妙見活法での施術や操作法に興味を持った方は毎月のセミナー受講で学ぶことが出来ます。
無料動画もご用意しておりますので、先ずはお気軽にお申し込みください。

この記事の監修者

千葉吉胤妙星司家

監修者 千葉吉胤妙星

源頼朝による鎌倉幕府開設に多大な貢献をし東海道大将軍を務めた桓武平氏千葉常胤公の子孫。
幕末の剣豪で北辰一刀流の創始者である千葉周作一族の末裔として千葉家正伝北辰一刀流第6代宗家を務める。
幼少より家伝の武術や活法整体療法を相伝され、さらに他流の免許も多数取得する。
現在「正伝妙見活法協会」司家として古伝承の手技整体療法妙見活法をプロの治療家向けに公開指導にあたる。
受講した治療家は、海外を含め13000人以上を数え、その技法は「類を見ない確実な即効治療法」として大好評を得ている。
妙見兵法桓武月辰流第24代宗家
日胤伝仏門妙見法術法統第18代師家
桓武月辰流妙見法術第24代宗家